今、保育の現場でも推奨されている「泡遊び」ですが、どのように行うのでしょうか?泡遊びとは、読んで字の如く子どもたちが泡を作って、泡で遊ぶことです。
大人から見れば「それだけ?」と思われるかもしれませんが、子供はかなり楽しんでくれてさらに考える力も育ててくれる遊びですので、ぜひ試してみてください。
工程はいたってシンプルです。
- 泡を作る
- まずは泡で遊ぶ
- 他の子の泡と比較させ、自分の泡を工夫する
- 泡にまみれて全力で遊ぶ
ポイントは子供たちに柔らかめの泡を作ってもらったり、逆に固めの泡にしてみたり、食紅で色をつけてみたり、どうやったらより上手に出来るか?など大人がヒントを出しながら子どもたち自身に考えてもらいながら遊ぶことです。
泡遊びは簡単に出来るのに、子供が大喜びして、親も一緒に参加できて、その上好奇心を持って考えてくれるという非常にオススメな遊び保育の一つです。
泡遊びを保育の現場で行うときのフワフワ泡の作り方
では実際に泡遊びの【泡】の作り方をご紹介します。
ご家庭にある道具でカンタンにできるので、ご家庭や保育の現場ですぐにでも始められます!
フワフワの泡を作るために用意するもの
・泡を作る容器(バケツ、ボール、金ダライ、洗面器等)
※ご自宅でやる場合は洗面器くらいがちょうど良いです。
・水
・固形石鹸(赤ちゃん用の石けんだとより優しく安心です)
・砂糖(泡立ちやすくなったり、モチが良くなります)
・タオル(大量の泡を作るならボディタオルがオススメ)
フワフワの泡の作り方流れ
- 容器に水を適量入れます。
- 固形石鹸をタオルでもみ、容器の中で泡立てます。(手でも泡たて機でもやりやすい方で構いません)
- 適度に泡ができたら砂糖を適量(角砂糖1個分位)入れます。
- 水が見えなくなるくらい、フワッと泡ができたら完成です。
※石鹸を細かく切っておくとより泡立てやすいです◎
※泡に色をつけたい場合は絵の具や食紅をちょこっとだけ足してみて下さい!カラフルで見ためもかわいくて子供も大喜び!(色水泡遊び)
※泡をクリーム状にしたい時は石鹸の量を増やして下さい。
泡のぬるぬるが嫌な場合は?
石鹸で作る泡のぬるぬるが気になる場合は、ドラックストアなどで購入できる入浴剤で代用するのもオススメです。
泡作りになれたら次はモコモコ泡フェス!?
上手に泡を作れるようになった時に使える遊びを1つご紹介します。
・ ハンドタオル
・ 輪ゴム2本
やり方
- ペットボトルの底を切ります。
- 穴の空いている底面にハンドタオルをかぶせて、輪ゴムで止めます。
- ハンドタオル部分に作った泡水を浸します。
- ペットボトルの口の部分から息を吹き込みます。※泡の吸い込みに注意!
- ボコボコボコっとキメ細かい太めの泡がペットボトルの底から出てきたら成功です!
出てくる泡が少ない場合は、底のタオルに石鹸を直接こすりつけてみてください。
少し肺活量は必要ですが、フーっと思いっきり吹けばまるで海外で流行っている泡フェスのようなモコモコした泡が出てきて楽しいですよ。
泡遊びが保育で使われるねらいは?
泡遊びが保育で選ばれるねらいですが、石鹸と水が混ざって泡ができていることを学んでもらったり、水や泡の心地よさを直接感じてもらったり、やわらかい泡をかたい泡にするにはどうすればいいか?などをお友達と協力して成し遂げることを学べるといったことが挙げられます。
いろいろな道具を使いながら、試したり工夫したりして遊ぶことを楽しむことで、すくすくと自分の力で成長してもらいやすいです。
またお友達とやることで、自分の泡と友達の泡の様子を比べるようになり、違いを見つけると、「どうして?」「何が違うんだろう?」「材料は同じなのに?」と不思議に感じて考えるようになります。
例えば、A君の泡がクリーム位の硬さがあり、B君の泡がふわふわの泡だった場合など、A君はB君を見て学び、B君はA君を見て学び、考えたり教えられたりします。
「泡立てネットの方が早いかな」「どうやったら泡ができるかな」「石鹸は細かくした方がいいかな」「こうしたら良いよ」と、両親が背中をおしてあげることで、道具を選んで使ったり、自分で試しながら泡作りを楽しみます。
最初はやり方を真似ることすら大変でも慣れてくると「これがほしい」「これもやってみたい」などの成長が見られます。
まとめ
今回は泡遊びを保育で活用するやり方をご紹介しました。
お家にあるもので手軽にできて、子供も喜んでくれるし、なにより楽しみながら学ぶことができるのがいいですよね♪
泡まみれになったり、カラフルな泡を作ったり、写真映えも間違いなし!
たくさん写真を撮って、思い出を作ってくださいね。