さつまいもは家庭菜園でも簡単に育てることができる人気の作物ですが、さつまいもを収穫した後、つるの処理に困る方も多いですよね?実はそのさつまいものつる!ああ見えておいしくいただけちゃうんです!最近では葉茎をメインで食べるすいおうやエレガントサマーなどの品種も生まれるほど!
さつまいものつるの一般的な食べ方は、和え物・酢の物・天ぷら・煮びたし・炒め物など、これだけでもかなり万能ですよね。また、つるが太くて長く苦みの少ない品種なら、サラダにもピッタリ!細かく刻んで味噌汁に入れても美味しいんですよ♪
でも、さつまいものつるのポテンシャルはまだまだこんなものじゃないですよ!(笑)そこで、今回は便利でおいしいさつまいものつるをもっとおいしく食べるレシピや保存方法などご紹介します。
さつまいものつるのレシピで特に人気なのは?
さつまいものつるを使った料理は色々ありますが、とくにおすすめのレシピをご紹介します!どちらも下処理さえすればあとはカンタンですよ♪
芋づるのきんぴら
さつまいものつるを使ったきんぴらはゴボウやレンコンとは一味違っておいしいです!ポイントはやわらかくなりすぎない程度に炒めること!味はご飯が進む甘辛味です。にんじんを加えたり、お肉をプラスしても美味しいですよ♪
■材料(4人分)
- さつまいものつる:150g
- ごま油:大さじ1/2
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- しょうゆ:大さじ1/2
- 白いりごま:大さじ1/2
- 唐辛子(輪切り):小さじ1/2
■作り方
- さつまいものつるの端を少し爪でつまみ、筋をとり水に30分程浸けます。
- 水気を切り4cm幅に切ります。
- フライパンにごま油を入れて熱したら、2の芋づるを入れしんなりするまで中火で炒め、残りの調味料をすべて加えて炒めたら完成!
※ 筋取りをしないと歯ざわりが悪くなるので、手間でも省かないで!
さつまいものつるの天ぷら
さつまいものつるは天ぷらにしてもシャキシャキでおいしいんです!ご飯はもちろんお蕎麦やうどん、おつまみとしてもばっちりですよ!
■材料
- さつまいものつる:150g
- 小麦粉:大さじ3
- 片栗粉:大さじ3
- 塩:少々
- 水:100cc
- サラダ油:適量
■作り方
- さつまいものつるの筋をとり、3~4cmに切り30分程水にさらします。
- 小麦粉・片栗粉・水を混ぜたものに水気を切った茎をいれ、180度に熱した油で5~6本ずつ揚げます。
- カラッとしてきたら塩を振って出来上がり!
さつまいものつるの栄養は?女性にオススメ!
一般的に芋づるとして販売されている部位は「葉柄(ようへい)」といいます。葉柄とは、葉っぱと茎をつなぐ部分のことを言うそうです。元々は、食糧が不足した戦時中や、家畜の飼料に用いられたりしていましたが、近年はその栄養価の高さに注目され静かなブームとなっています。
芋づるの栄養分には、鉄分やカルシウムといったミネラル類と、第6の栄養素として注目を集める食物繊維、ビタミンC・E・K、やβカロテンが、ほうれん草や春菊などと比較しても豊富に含まれています。また、ポリフェノールやルテインなどの抗酸化物質も含まれており、アンチエイジングや肌が気になる方にもオススメです。
さつまいものつるに特に多く含まれているビタミンKは、血液の凝固や骨の形成にかかわるビタミンで、ビタミンDと同時に摂取することで、骨密度の増加に対する相乗効果も報告されています。骨の健康が気になる方は、一緒に摂るようにしたいですね。
さつまいもは、お芋の部分も、つるも、葉も全部おいしく、たくさんの栄養が含まれた植物なので、上手に食事に取り入れていきたいですね。
さつまいものつるの保存方法は?
サツマイモのつるはサッと茹でて干したり、茹でたものを冷凍して保存すると日持ちします。
■さつまいものつるの保存方法
- つるの先の方からスジをとります。
- 30分くらい水にさらします。
- 適当な大きさに切って、鍋にお湯を沸かします。
- 沸騰したお湯に塩と重曹を各大さじ1入れ、サッと茹でます。
- 茹でこぼして水にさらします。
- 水気を切って、風通しのいいところで干すか、保存袋に入れて冷凍します。
まとめ
今回はサツマイモのつるについてご紹介しました!
私も調べるまでは知りませんでしたが、サツマイモはどの部位も栄養価が高く、捨てるところがない食材だったんですね!これまでつる部分は捨ててしまっていたので、今後はありがたくいただこうと思いました。
では!