秋になると美味しい栗を思う存分食べたい!という方は多いと思います。そういう私も栗ラーの一人!あの甘くてホクホクの栗をゴロゴロTVを観ながら食べ続けたい!そういう仕事があれば就職したい!とさえ思っています(笑)でも、栗の皮が本当に厄介なんですよね・・・。アレさえなければ、もっと気軽に栗を食べられるのにと思っている人も多いハズ。そこで今回は栗の皮むきの定番から裏ワザまでまるっとご紹介します^^
ド・定番!一般的な栗の皮のむき方は?
まずは一般的な栗の皮をむく方法からご紹介しますね。
事前準備として、栗をむき慣れているプロの料理人でさえも、たくさんの栗をむくと指が痛くなったり傷つけてしまうらしいので、念の為、栗の皮をむく前に指サックをはめておきましょう。文具店などで買える普通の指サックでOKです!
STEP1 : 鬼皮をむく
- 底辺のザラザラした部分の境目あたりに包丁で切り込みを入れます。
- 切り込みから、尖った先端部分に向かい包丁と指で挟んで鬼皮をむきます。
- 同じく底辺から先に向かって、数回に分け鬼皮をむいていきます。
- 最後に、残った底の部分の皮をむきます。
これで鬼皮がむけた状態なので、渋皮を残したい場合はここで完了です。
STEP2: 渋皮をむく
- 平たい面のまわりを一周、先端のほうから回すようにむきます。
- 先端から下に向かって、面取りしながら渋皮をむきます。(形が崩れにくく見た目もキレイになります。)
- 皮をむき終えたら、必ず氷水に浸しましょう。
むいた栗は傷みやすいので、24時間以内には使い切るようにしてください。使うまでは何度か水を変えながら氷水に入れておくといいそうです。また、すぐに使わない場合はジップロックなどに入れて冷凍保存しておけば、いつでも栗ご飯や甘露煮が楽しめます♪
「包丁使いに自信がない…」という人に向けた、栗専用の皮むきバサミという便利グッズもあります。リンゴの皮を剥くように、栗の鬼皮と渋皮を一緒に簡単に剥くことが出来るアイデア商品ですので、包丁を使って剥くよりも危なくありません^^
栗の皮むき裏ワザその1:レンジでむく方法
レンジを使った栗の皮むき方法は、少量の栗の皮むきにオススメです。
- 爆発防止のため、栗の底面に包丁で深い切れ目を入れます。
- 耐熱容器に入れ、栗が浸るくらいの水を入れたら、ラップをかけ600wの電子レンジで3~4分間加熱します。
- 粗熱がとれたら包丁で皮をむきます。
大量に加熱すると、水分が飛んで爆発してしまう可能性もあるため、栗は10個くらいを目安に少量で加熱してください。また、形が崩れてもいい場合は、加熱後に半分に切ってスプーンでくりぬいてもOKです。
栗の皮むき裏ワザその2:熱湯でむく方法
生で栗の皮むきをしたい場合には熱湯でむく方法がオススメです。
- 熱めのお湯に栗を30分以上浸します。(この時、浮いてきた栗は虫食いがあるかもしれないので捨てます。)
- 30分以上浸すと皮が柔らかくなるので、頭とおしりに切れ目を入れ、切れ込みをつかんでぐるっと剥けばペロンと取れます。
- 渋皮のついたものはお湯に浸すと渋皮も簡単に剥けます。(簡単に剥がれないものは、諦めて包丁でとってください。)
- 30分程水にさらしてアク抜きをして、ザルに上げたら完成です。
渋皮の簡単な剥き方ですが、実は歯ブラシを使うと簡単に剥けます。上下左右に軽く動かすだけでむけるので、小さいお子さんとも一緒にもできますよ♪
栗の皮むき裏ワザその3:簡単に冷凍でむく方法
この方法は栗を大量に剥きたい時にオススメです。冷凍した栗を解凍すると、鬼皮(外側の皮)がやわらかくなり、渋皮(内側の皮)と実の間に隙間ができるため、皮むきがラクちんになるんです。ただし、実は崩れやすいので、優しく丁寧にむきましょう。
- 栗を虫除けと下ゆでを行ってから冷凍します。(少し手間がかかりますが、丁寧な処理で甘さがアップします。)
- 栗を冷凍庫から出して皿に広げ、常温に30分ほど置いて解凍します。(目安としては、触って鬼皮がやわらかくなっていたらOKです。)
- 鬼皮が柔らかくなったら、栗の水気を拭き取り、お尻の部分に包丁のあご(刃元の角)で切り込みを入れます。
- 切れ目に包丁を入れ、栗の頭の方向にゆっくりと引っぱって皮をむきます。
下ゆで済みなので、皮を剥いたあとは加熱料理に使っても、そのまま食べてもOKです。
渋皮を残しておきたい場合は、常温10分解凍がちょうどいいです。お尻に入れる切り込みを浅くすると、鬼皮だけをむくことができます。
まとめ
今回は栗の皮むきの裏ワザを3つご紹介しました。
- レンジを使って剥く方法
- 熱湯を使って剥く方法
- 冷凍してから剥く方法
それぞれ目的に合わせて方法を選んでくださいね。私も冷凍をすると簡単に剥けるという事を知らなかったので、調べながらふんふんと勉強になりました!
また本題とは一切関係ありませんが、普段私達が食べている栗の部分、実は「種子」らしいです。さらに驚くことに、皮だと思われている部分が「果実」なんだとか。これぞまさにびっ栗!
では!