ここ数年「ハーバリウム(Herbarium)」が流行していますね!最近ではハーバリウム専門でオンラインショップまで出来てしまう盛況ぶり。そもそも「ハーバリウム」とはボトルの中にドライフラワーやブリザードを入れて専用のオイルに浸したもので、植物学的には「植物標本」というらしいです。生花と違って長期間キレイな状態でインテリアとして楽しめるので、プレゼントとしても人気になっています。でも、買うと意外とお高いイメージなんですよね(^^;そこで今回はそんな「ハーバリウム」を手作りするべく、オイルの成分や入れ方などご紹介します!
- ハーバリウムオイルって何?成分は実はアレ!おすすめや代用品は?
- ハーバリウムオイルの上手な入れ方(注ぎ方)は?
- ハーバリウムオイルの色付け方法は?
- ハーバリウムのオイルの捨て方はどうすればいい?
- ハーバリウムオイルまとめ
ハーバリウムオイルって何?成分は実はアレ!おすすめや代用品は?
ハーバリウムを手作りしてみたい!と思っているハーバリウム初心者の方におすすめなのが、ハーバリウム専用と書かれたミネラルオイルです。ミネラルオイルは、ベビーオイルやクレンジングオイルなどの主成分として使われているオイルです。ということは、おうちで余っているベビーオイルやクレンジングオイルでも代用できるということです◎肌につけるものなので安心して使えますよね!その他、洗濯のりでも代用できるそうですが、透明度や保存性はやっぱり専用オイルの方が高いようです。本格的に作りたい方は専用オイルを使うのがよさそうですね^^; また、ハーバリウムに使われる専用オイルには、ミネラルオイルの他にシリコンオイルがあります。それぞれの特徴はこんな感じです。
シリコンオイルの特徴と注意点
ケイ素系の化合物で無色透明で無臭、化学的にも安定性があり、皮膚についても問題ありませんが、どちらかというとプロ向きかもしれません。また、ミネラルオイルと比較すると価格が高い傾向にあります。コーティング剤や潤滑油にも使われているオイルのため、非常に滑りがよく、こぼしてしまうと家庭用の洗剤だけでは落とすのも大変らしいので、注意しましょう!
ミネラルオイルの特徴と注意点
ベビーオイルや化粧品などにも使用されているので、扱いやすいのが特徴です。ただし、海外の精製があまい(安価)オイルを使用すると、花の色が退色してしまったり、オイル自体が変色してしまうこともあるそうなので、原産国を確認するのが良いかもしれません。品質にこだわりたい場合は、やはり国産がオススメです。また、花材によっては、どんなオイルでも色落ちをすることはあり得るそうなので、心配な場合は少量のオイルで予め試しておくと確実です。
ハーバリウムオイルの粘度について
初心者で手先に自信のない場合は、高粘度のオイルがおすすめ!花材が動きにくくなるので作業しやすいですよ◎粘度で言うと「350#」が使いやすいそうなので、購入時の参考にしてくださいね!(数字が大きいとより粘度が強く、数字が小さいとさらさらしているそうです)専用オイルは各通販ショップの他、手芸屋さんや100均で取り扱っているお店もありますので、一度のぞいてみるのもいいですね♪
ハーバリウムオイルの上手な入れ方(注ぎ方)は?
ハーバリウムに使う花材はとっても軽いため、オイルを入れると瓶の中で浮いてしまうことがあるので、隙間を作らないように詰め込むのがコツです!瓶の上の方まで隙間なくお花を詰めることで、オイルを入れてもお花は浮き上がりづらくなります。これがシンプルで一番簡単な解決方法です◎
「お花を詰め込みすぎると窮屈に見えるから嫌!」という場合は、【詰めているけど詰め込んでいないように見せる方法】を試してみてはいかがでしょうか?その方法とは塊にならないような、面積の少ないお花を上手に組み合わせて、隙間をたくさん作ることで透明感と抜け感が出せます!例えば、プリザーブドフラワーのアジサイは、オイルにつけると少し透けて光を通し、軽やかな印象にしてくれます。これに茎が細く華奢な印象のカスミソウやつるを組み合わせると、所々で固定されて隙間を作りやすくなり、しっかりお花が詰まっていても抜け感のあるハーバリウムを作ることができます。そうそう!オイルはボトルぎりぎりまでたっぷり入れるのも大事なポイントなのでお忘れなく!
ハーバリウムオイルの色付け方法は?
ハーバリウムオイルの色付け方法ですが、ミネラルオイル専用のハーバリウム用着色インクをオイルに混ぜることで、自由自在にカラーオイルを作ることができます。「ハーバリウム用着色インクをオイルなんてどこに売っているの?」と思われるかも知れませんが、手芸屋さんや100円ショップで購入できるようです。それ以外にも、元から色のついたカラーオイルもあるようなので、色付けが面倒な場合はそちらを購入しても良いかもしれません。
ハーバリウムのオイルでこなれ感を出すなら、二層のハーバリウムがおすすめ!精製水に食紅などの着色剤で色を付けたものをボトルに注ぎ、お花を詰め、それからオイルを注ぐときれいな層をつくることができます。水と油が混ざらないグラデーションがとってもキレイです◎また、着色した水をゲルにして何層にも重ねたり、ハートなどの形を表現したりする方法もありますよ♪
ハーバリウムのオイルの捨て方はどうすればいい?
ハーバリウムのオイルに限らず、どのような種類のオイルであっても廃油を排水溝から流して捨てることは法律で禁じられています。なので、ハーバリウムのオイルを廃棄する場合は一般の食用油と同じ方法で処分しましょう。牛乳パックの中に新聞紙や布などを詰めてオイルを吸収させ、そのあとテープで口をしっかり留めて「可燃ゴミ」として捨てればOKです。それ以外にも市販の油を吸い取って捨てるものや、そのまま油を流しいれて捨てられるものなど便利な商品があるので活用するとラクですよ♪
油を吸い取って捨てるタイプ
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ハーバリウムオイルまとめ
今回はハーバリウムオイルについてご紹介しました!ハーバリウム作りはなにも考えずに没頭できるし、安価でサクッと始められるので、良いですよね!自分の観賞用にも使えるし、ちょっとしたプレゼントにもいいし、おうち時間でぜひ始めてみたい趣味のひとつになりました♪
では!