月刊フラワーズで連載中の『ミステリと言う勿れ』は単純なミステリー漫画と思ったら大間違いです。このマンガは推理という枠を超えて、自分の考え方やモノのとらえ方を問われている気さえしてくるのです。さすが「マンガ大賞2019」で2位を受賞しただけがあります。とにかく、読んで欲しい!ちょっと考え方変わりますよ、マジで(笑)
『ミステリと言う勿れ』の作者やあらすじ
- 作品タイトル:ミステリと言う勿れ
- 作品の作者:田村由美
あらすじ
天然パーマが特徴的な大学生の久能整(くのうととのう)が様々な事件に巻き込まれ、その事件を解決してくという物語です。不思議な魅力を持つ主人公の整が、自身の持つ膨大な知識や独特な感性から、事件に関わる人々の本音や物事の本質を見つけ出していくのもこの作品の魅力の1つです。テンポよく進むストーリーと、整の唯一無二のキャラクターに気づいたら夢中になっているはずです。2020年一番良かった作品です。
『ミステリと言う勿れ』の見どころは?
ミステリと言う勿れにハマった大きな理由としては、そのストーリー展開はもちろん、整という主人公の考え方や、人に接する姿勢です。1巻の話の中で主人公の整が濡れ衣の罪をかけられ警察署に連行された時に、担当刑事の人との会話の中で出た「真実は人の数だけあるんですよ、でも事実は1つです」という言葉がとても印象的で、整と言う人物に魅了されました。たしかに事実は1つかもしれないけれど、誰の目線でその物事を見るかによって、捉え方が変わってくるということに改めて気付かされるきっかけとなるような言葉でした。
それ以外にも、ハッとさせられるような言葉ばかりでマンガなのに哲学書や倫理の教科書を読んでいるような気持になることもあります。久しぶりに手元に置いておきたいバイブル的な漫画に出会ったなぁと思っています。事件ひとつひとつにも意外性やスリルがあるので、読み進めるほどに次が気になってページをめくる手が止まりません。読めば読むほど、ミステリアスで不思議な雰囲気を持つ主人公の整が気になってしょうがないです。
『ミステリと言う勿れ』はこんな人にオススメ!
推理モノが好きな人、とくに「名探偵コナン」が好きな人ならハマるんじゃないかなと思います。推理ものと言う点では似ていますし、登場人物に愛着を持ちながら読み進めることができるからです。あとは、「魔人探偵脳噛ネウロ」や「僕だけがいない街」などが好きな人にもオススメです!伏線回収をしながらハラハラ感を持って物語を追うことができますし、推理だけでなくその後ろに隠された主人公の過去などのストーリーも同時に楽しんだり、考えたりしながら読んでいくことができるので色んな意味で楽しめます。
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