元脳外科医が原作という謳い文句に惹かれて読んだマンガ『アンメット―ある脳外科医の日記―』は今までにない新しい医療系マンガでした。ウェブ漫画配信サイト「コミックDAYS」で、2021年4月22日より連載配信を開始したこの作品は、その名の通り脳外科医が舞台のお話ですが、そこには私たちの知らない世界がまだまだあると実感。今回はそんな『アンメット―ある脳外科医の日記―』をご紹介します。
『アンメット ーある脳外科医の日記ー』の作者やあらすじ
- 作品タイトル:アンメット ーある脳外科医の日記ー
- 作品の作者:大槻 閑人(漫画)/子鹿 ゆずる(原作)
あらすじ
アメリカの病院からやってきた脳外科医、三瓶友治。かなりの変わり者だが、腕は一流、常に本質を見抜き、たとえ手段が常識外れでも患者を救うためにまっしぐらに突き進みます。
アンメットとはいまだに治療法が見つかっていない疾患のこと。その中の脳疾患が招く麻痺、記憶障害、失語症をテーマに取り上げ、三瓶友治と記憶障害の医師・川内ミヤビが周りの医師を巻き込みながら、アンメットと言われる難題に立ち向かう新しい医療マンガです。
『アンメット ーある脳外科医の日記ー』の見どころは?個人的に最高だったシーン
私がとくに印象に残っているのは、ヘルニア手術でドリルが動かず、ノミをつかっておこなう時に、ハンマーがないため、理事長のブロンズ像を使ったシーンです。
その結果、ブロンズ像が壊れてしまい、それを知った病院長は怒り心頭!ですが、今まで扱えなかった重症患者を適切な処置で救ったことで、許さざるを得ず、苦虫をかんだところが面白かったし、この病院でのリーダー格を打ちのめしたところもスカッとして面白かったです。
それから相棒的な記憶障害の医師・川内ミヤビは、周りから役立たずのように扱われていますが、彼女の医師としての手先の素晴らしさを見抜き、患者を助けるとともに、彼女を医師として更生・成長させていく様は見ていてドキドキします。ときめき100%です(笑)
また、エース医師の星前が威張り散らしているのですが、三瓶が次々と腕の違いを見せつけて落ち込んでいくところも面白く、思わずクスクスと笑ってしまいます。
さらっと読了できるのに、重く切ない後味の残る名作中の名作だと思います。まだ一巻しか読んでいませんが、今後が本当に楽しみです。
『アンメット ーある脳外科医の日記ー』はAmazonで取り扱いがある?
『アンメット ーある脳外科医の日記ー』はAmazonでも取り扱いがあります。2巻も2021年6月23日に発売されましたが、どちらも在庫はあるので、ポチッとすれば早いと明日には楽しめちゃいますよ♪
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『アンメット ーある脳外科医の日記ー』はこんな人にオススメ!
『アンメット ーある脳外科医の日記ー』は医療系の漫画やアニメが好きな人におすすめです。
もちろん医療系をあまり読んだことがない人にもオススメできます。とくに『アンメット ーある脳外科医の日記ー』はありきたりな医療漫画でなく、アンメット・メディカル・ニーズと呼ばれる、いまだに治療法が見つかっていない疾患を扱う初めての漫画で、今までに見たことのない医療の現場を知ることが出来ると思います。
それから、人間の脳はまだまだ分からないことが多く、神秘的なところもありますので、非常に興味深く見れること間違いありません。そういう意味ではミステリーやサスペンス好きの人にも刺さるかもしれません。