細田守監督作品として有名な映画『おおかみこどもの雨と雪』は本当に心に残るいい作品ですよね。私も映画館で観て、その後もテレビなどで何度も観ています。
ただ、この作品の「お父さん(オオカミ男)」については、何度も観ても謎なんですよね。名前も、死んだ理由すらも明らかにされていません。そこで今回は、そんな『おおかみこどもの雨と雪』の気になるナゾについて調べてみましたので、参考にして下さい!
※今回の記事はネタバレを含みますのでご注意下さい!
- 『おおかみこどもの雨と雪』のお父さんの名前は?
- 『おおかみこどもの雨と雪』お父さんの声優は誰がやっている?
- 『おおかみこどもの雨と雪』お父さんの死因は?なぜゴミ収集車に?
- 『おおかみこどもの雨と雪』お父さんのまとめ
『おおかみこどもの雨と雪』のお父さんの名前は?
『おおかみこどもの雨と雪』で、お父さんの名前は作中には出てきません。役名は「彼(おおかみおとこ)」となっていて、映画の中でも「彼」「あなた」「お父さん」と呼ばれるだけで、一切名前は登場していません。
『おおかみこどもの雨と雪』の中でも重要なポジションなのにも関わらず、名前がない理由について、細谷守監督は「既存の“オオカミ男”のワイルドでセクシーなイメージよりも、やさしくて柔らかくてどこかかわいらしい人物像になるように」と語ったそうです。深いですね。
エンディングの歌にお父さんの名前が出てる⁉
これはあくまでも噂になりますが、お父さん(彼)の名前が、エンディングの『おかあさんの唄』の歌詞で判明している、との声もあります。
おおかみこどもの雨と雪のエンディング『おかあさんの唄』では「(雪)を駆け、雲を数え、(雨)に遊び、風に吹かれて、(花)に埋もれ、(草)笛鳴らそう」という一節があります。ここに主要キャラが表れているので、お父さんの名前は「雲」か「風」ではないか?と推測されているんです!真相は定かではないですが、どちらも素敵な名前ですよね。
おおかみこどものお父さんは免許証番号5097から「1997年に富山で運転免許を取得した」ことが分かる pic.twitter.com/hNmuTGRu3A
— tetsu (@metatetsu) 2015年7月10日
お父さんの免許証の映像もありますが、やはり肝心の名前ははっきりと読み取れません。結局、お父さんの名前ははっきりとは分かりませんでしたが、そういうはっきりしないところもこの映画の魅力なのかもしれませんね。
↑『おかあさんの唄』が入ったサウンドトラックはこちら。
『おおかみこどもの雨と雪』お父さんの声優は誰がやっている?
『おおかみこどもの雨と雪』のお父さんの声優は俳優の大沢たかおさんが演じています。大沢さんは「<彼>とは、全編を通して、ずっと花たちを見守っている存在なんです」と細田監督から言われてすぐに、自分が『おおかみこどもの雨と雪』ですべきことがわかったそうです。さすがプロですね。
ちなみに、大沢たかおさんは2005年にも『皇帝ペンギン』という映画で父ペンギンというお父さんの役でアフレコをしていました。包容力のあるやさしい声なので、お父さん役がピッタリですよね!
『おおかみこどもの雨と雪』お父さんの死因は?なぜゴミ収集車に?
『おおかみこどもの雨と雪』では、お父さんの死んだ理由も映画中でははっきりと明かされていません。
ただ、映画の中で川のような場所で狼姿のお父さんが横たわっていて、その周りに鳥の羽が無数に散らばっているシーンがあったので、最も有力な説として、花(おかあさん)に栄養の付くものを食べさせようとキジを狩りに行った際に、川に落ちてしまったのではないか?という説です。私もこれが一番有力だと思いますが、一方では「オオカミが谷に落ちても、その程度は平気なのでは?」といった意見もあります。
また、オオカミをゴミ収集車で処理しているシーンにもいろいろな憶測が飛び交っていますが、私が思うにあのシーンは、お父さんは「動物」で「人間」ではないことを表現したのではないかなと思います。
ちなみにお父さん(オオカミ男)が亡くなった詳細については、物語・小説及び関連書籍でも明かされておらず、監督やスタッフのコメント、公式の見解もありません。多くのおおかみこどもの雨と雪ファンが、この作品の最大の謎だと言っています。
『おおかみこどもの雨と雪』お父さんのまとめ
今回は『おおかみこどもの雨と雪』のお父さんについて調査してみました!
- お父さん(オオカミ男)の名前は明らかにされていない
- 声優は大沢たかおさん
- 死んだ原因ははっきりとはわからない
ということでした。そういえば、花も名字が不明ですよね。両親ともそうですから、雪と雨も当然、名字不明です。考えだしたらキリがありませんが、これだけ興味が出る映画もないので、本当に名作なんだと思いますよね!