「準チョコレートは危険です!」という噂を聞いたことがある人は少なくないと思います。
その理由は準チョコレートには通常のチョコレートに比べ、 砂糖の量が多いことや、植物油脂が多く入っていること、また中毒性があることがあげられています。
では、本当に準チョコレートは危険なのか?そもそも準チョコレートとは何なのか?その辺りをくわしく調べてみたいと思います!
- そもそも「準チョコレート」と「チョコレート」の違いってなに?
- 準チョコレートの特徴は?英語で言うと?
- 準チョコレートでお菓子作りをする時にオススメのレシピ!
- 実は多い?準チョコレートで商品化されているのはこんなもの
- 準チョコレートを犬が食べてしまうとどうなる?
- 準チョコレートは溶けないってホント?
- まとめ
そもそも「準チョコレート」と「チョコレート」の違いってなに?
「準チョコレート」とは・・・
「チョコレート」とは・・・
準チョコレート生地とチョコレート生地は、カカオマス・ココアケーキ・ココアバター又はココアパウダーが原料となっていて、場合によって糖類・乳製品・他の食用油脂・香料等を加えたもので、それぞれの原料の分量によって5種類に分かれます。
余談になりますが、「準チョコレート菓子」とは準チョコレート生地が全重量の60%未満で、「チョコレート菓子」とはチョコレート生地が全重量の60%未満で、どちらもナッツやビスケットなど他の食材と組み合わせたチョコレート加工品のことを指します。
こうしてみると、「準チョコレート」と「チョコレート」の違いは簡単に言うとカカオが多いか少ないかと、それ以外の分量の差ということですね。
つまり、チョコレートよりは油分や砂糖の量も多いので気を付けた方がいいですが、「準チョコレート」だから危険というよりは、どちらも大量に食べれば体によくないし、適量を食べれば問題ないと思います。
準チョコレートの特徴は?英語で言うと?
準チョコレートの特徴は、カカオが純正のチョコより少ないため、香りがやまろやかで、舌触りが少なく、若干粉っぽさがあります。でもマズいわけではないんですよ!
「私はチョコレートの高級感より、準チョコレートのジャンキー感が好きだ!」という準チョコフリークの方も少なくないはず!
ちなみに準チョコレートを英語で言うと、日本語としての「準」と「チョコレート」が組み合わされているので、そのものの訳語はありません。
しいて言うなら半チョコレートで【Semi-chocolate】といったところでしょうか。
準チョコレートでお菓子作りをする時にオススメのレシピ!
「チョコレートだと思って買ったのに準チョコレートだったー(。>д<。)」なんてことありますよね。
では製菓用チョコレートより手頃なお値段の準チョコレートではお菓子は作れないのでしょうか?
結論から言うと・・・作れます!
ただし、カカオ分が少ないのでケーキやプリンなどのお菓子にするとチョコ感が薄まり、少し物足りない感じになるかもしれません。
そこでおすすめは、超お手軽なチョコパイです!
「準チョコレート」で作る簡単チョコパイのレシピ
【材料】
- 市販の冷凍パイシート
- お好みのチョコ
- ツヤ出し用の卵黄
【作り方】
- パイシートを予め室温に戻しておきます。
- パイシートをチョコよりひとまわりほど大きめにカットしていきます。
- パイシートにチョコを乗せ、もう一枚で挟んだら、フォークで閉じます。
- 溶いた卵黄を表面に塗ります。
- 200℃に予熱したオーブンで15~20分焼いたら出来上がり★
※焼き時間や温度は目安です。
他には、プレッツェルやビスケットにかけたり、アルミカップやシリコン型にいれてトッピングを楽しんだりするものおすすめです!
準チョコレートで生チョコを作るならこんな方法で!
準チョコレートでも生チョコは十分作れます。
【作り方】
- 刻んだ準チョコレート100gをボウルに入れます。
- 生クリーム50ccを鍋に入れ、沸騰する直前まで温めます。
- 準チョコレートを入れたボウルに温めた生クリームを入れて混ぜ溶かします。
- クッキングシートを敷いたバットに流し入れます。
- 冷蔵庫でしっかり冷やし固めます。
- 固まったらお好みの大きさにカットして、茶こしでココアパウダーをふれば出来上がり★
製菓用チョコレートで作るよりも風味は落ちますが、十分おいしく頂けますよ!
実は多い?準チョコレートで商品化されているのはこんなもの
「準チョコレート」がどんなものか分かったけど、実際私が食べていたものはどっちなんだろう?と気になりました。
調べてみると、今まであまり気にせず口にしていたチョコレートも実は「準チョコレート」だったことが分かったんです!
有名なものでいうと、森永のチョコボールや、有楽製菓のブラックサンダー、ロッテパイの実、グリコカプリコ、チロルチョコなどなど、どれも大好きなチョコレート菓子(もとい、準チョコレート菓子)です。
準チョコレートは意外と普段食べている身近なお菓子に使われているんですね。
準チョコレートを犬が食べてしまうとどうなる?
犬はチョコレートを食べると中毒を起こしてしまいます。これは「チョコレート」でも「準チョコレート」でも同じことです。
その原因は、チョコやココア等の加工食品に含まれるテオブロミンの過剰摂取によるものと言われています。
万が一、犬がチョコを食べてしまった場合ですが、食べた分量と様子を見て、ひどい場合は病院へ行きましょう。一般的に、約2~4時間で症状がでると言われているので、遅くとも2時間以内には動物病院に行きましょう。
もちろん留守中に食べられてしまうと何もできませんので、くれぐれも管理には気をつけてくださいね。
準チョコレートは溶けないってホント?
「準チョコレートは溶けにくい」という話を聞いたことがあるかもしれません。
この理由ですが、準チョコレートはカカオ分が少ないだけでなく、コーン油などの油脂を混ぜ込んで固めるため、純正のチョコレートよりもかなり溶けにくくなります。
もちろん【溶けにくい】というだけで、溶けないわけではありません。湯せんで溶かすことは出来ます。
本格的なスイーツ作りをするのなら、カカオ含有量の高い純正のクーベルチュールチョコレートがおすすめですが、気軽にお菓子作りをするのなら、準チョコレートでも全然OKなんですよ!
まとめ
今回は準チョコレートは本当に危険なのか?を調べてみましたが、結論「準チョコレート」は普通に食べる分には危険ではないです。もちろん、大量に食べ過ぎたりすれば肥満など体に良くないと思いますが、それは「チョコレート」でも同じです。
つまり「準チョコレート」も「チョコレート」もそれぞれの特徴をふまえて、適量を食べれば問題ないということですね。
私は場面に合わせて、ぼーっと糖分を取りたい時は準チョコレート、真剣に甘いものを食べたい時はチョコレートと、食べ分けようと思いました。
そういえば、日本人がチョコレートを知ったのは幕末らしいですね。
では!