ダミ声とは喉に力を入れた発声のため、喉の締め方に原因があります。
ただ意識せずにダミ声になってしまう事もあります。
ダミ声になってしまう原因は大きくわけて3つです。
1. 普段の声が極端に大きい方
大きな声を出し続けると、喉は常に締め付けられた状態になってしまいます。
これが原因でダミ声になってしまう事があります。
2. 普段の声が極端に小さい方
普段の声が小さくブツブツと話をしてしまうと、表情筋や口周りの筋肉が弱ってしまうため、滑舌も悪くなるばかりか、ダミ声になってしまう危険性があります。
3. 喉の病気
ポリープ等になってしまうと、ダミ声やかすれ声になります。
ポリープは喉に腫瘍ができてしまい、その腫瘍に声が引っ掛かってしまうと、ダミ声になってしまいます。
この場合、手術や喉を休めることでよくなりますが、発声方法を変えないと再発してしまうので、注意が必要です。
そもそもダミ声とは?
ダミ声とは一般的に、ガラガラした声の事を言います。
八百屋さんや魚屋さんが
「いらっしゃい、いらっしゃい!安いよ、安いよ~」なんて
ちょっとガサっとした声で叫んでいるのを想像するとわかりやすいですね。
ダミ声の出し方は特徴的で、喉に力を入れて(喉を締めて)ムリヤリ声を出すため、声が太く印象的になりますが、非常に喉に負担がかかります。
市場のオジサンは最初からダミ声なのか?
市場のオジサン=ダミ声のイメージがありますが、実は最初からダミ声の人は少ない(いない?笑)ようです。
多かれ少なかれ、市場のセリのイメージに寄せる人が多く、あのような声色になっているそうです。
中には声帯にポリープができ、ダミ声が地声なんていう方も!?
ダミ声になるまでの年月(期間)は?
私もよくカラオケに行った次の日はガラガラのダミ声になってしまいますが、翌日にはほとんどなおっています。
ではダミ声が定着するにはどの位の年月がかかるのかというと、平均的には7~8年くらいだそうです。
こののレベルになってくると、プライベートの声もダミ声なんだとか。
「魚屋さんらしくていい声だよね!」といわれると嬉しいそうです^^
確かに魚屋さんは印象的でかっこいい声ですので、購買意欲を掻き立てられてしまいますよね?(笑)
ダミ声の人にオススメの対策と喉ケアは?
ダミ声を少しでも改善したい!ダミ声が定着する前に対策したい!そんな人にオススメのダミ声対策をご紹介します。
また、ダミ声がついつい出てしまう人は喉を痛めてしまうことが多いので、あわせて喉ケアを行うことでダミ声対策にもつながります。
喉ケアの方法は無数にありますので、いろいろ試してみて、ご自身にあうものを選択しましょう。
【オススメのダミ声対策&喉ケア方法一覧】
・大声で話をしないようにする。
→ 大声を張り上げたり、シャウトは喉に負担が掛かりダミ声になりやすくなりますので、注意が必要です。
・加湿器をつける。
→ 乾燥は喉の大敵!高価な物でなくても良いのでぜひお試しを!
・寝る時にマスクをする。
→ 寝ている時は乾燥をしがち、マスクで乾燥対策を!(可能であれば濡れマスク)
・喉を休ませる時間を作る
→ 長時間、声を出す事は喉にとってよくありません。声帯を適度に休ませましょう。
・ぼそぼそと話をしないようにする。
→ ボソボソ、ヒソヒソ話を続けると筋力が低下してしまいます。大声を常に意識する必要はありませんが、小さすぎるのも問題です。
・身体を冷やさないようにすること。
→ 熱で免疫力を高めます。
・のど飴やトローチ、ガムをなめる
→ 口の中を唾液で潤すと、喉が潤い乾燥対策に繋がります。
・塩水でのうがいをする
→ 冷水は喉を冷やしすぎてしまうので、常温位がオススメです。
・鼻うがいをする。
→ 喉のうがいだけで終わらせてしまう人は多いですが、鼻うがい(塩水)もオススメ!
・カフェインを出来るだけさける
→ カフェインには利尿作用がありますので、身体の水分を外に出す効果があります。つまり喉も乾燥してしまいますので、極力控えましょう。
・腹筋を鍛える
→腹筋を鍛え、肺活量が多いと喉の負担が減り、大きな声も出しやすくなります。
・ハチミツをなめる
→ はちみつの成分でグルコン酸という成分があります。それに強力な殺菌作用があると言われています。
・乾燥をさせず、常に潤った状態をキープする
→ 常に喉を潤し、保湿を意識しましょう。
・睡眠をしっかりとる
→ 睡眠が不足すると体の免疫力が下がってしまいます。バッチリ睡眠をとって免疫力UP!
などなど。
まとめ
ダミ声になる原因で一番多いのは、声の出し方です。
大きすぎても小さすぎてもダミ声の原因になりうるので、普段の声の出し方に気を付けて、大事な喉と声を守ってくださいね。