「村八分なんて都市伝説でしょ?」そう思われている方は多いですが、現在でも田舎の方では村八分にあったという話を耳にします。
また2017年には、村八分が原因で賠償金を求めて提訴したという話もありますので、広く知られていないだけで村八分は現在も存在するようです。
村八分は主に昔からその土地に住んでいる人がいるような集落や田舎に多く、分譲地ではあまりそういった話は聞きませんので、田舎暮らしを検討されている方はこの辺りも加味して、引越す場所を決めた方が良さそうです。
村八分ってどんな目にあうの?
村八分にあうといっても、実際にはどんな目にあうのでしょうか?
実際に村八分にあった人の口コミをみると、
・自治会に入れてくれない
・口をきいてくれない
・裏でこそこそとイジワルを言われる
・地域のイベントに参加させて貰えない
・回覧板が回ってこない
・郵便物が届かない
・敷地内にゴミを捨てられる
・ゴミを捨てさせて貰えない
などなど、信じられないような行為をネチネチやられるそうです。
また、こちらが歯向かったり、無視に対抗して無視をすると、よりエスカレートしていく事が多いので、手がつけられないそうです。
実際に都会から田舎へ引越して村八分になった人で「都会に戻ったらどれだけ幸せな環境にいたか気付けた!」なんて口コミもあるくらいです。
村八分にされてしまった場合は下手に相手をせず、早々に逃げ出した方が利口かも知れませんね。
村八分(むらはちぶ)の由来は?
村八分(むらはちぶ)の由来は、十分の交際の「葬式」と「火事の消火」以外の八分は付き合わないという意味です。イメージとしては、放置して他の村人に迷惑のかかる場合以外は交流を持たないという感じでしょうか。
【十分の交際】
1. お葬式
2. 火事の消火
3. 出産
4. 結婚式
5. 病気の看病や世話
6. 家の新改築の手伝い
7. 成人式
8. 年忌法要
9. 旅行
10. 水害時
この1~2のみ付き合うということです。
お葬式を手伝う理由は疫病の原因となるため。火事の消化は他の家に燃え広がらないため、と言われています。
村八分にされてしまう原因は?
村八分にされてしまう根本的な原因は、「その土地のリーダーの気に障ること」これが一番多いようです。
具体的には、自治会の手伝いを断った、正しくゴミを出さなかった、挨拶をしなかった、目つきが気に入らない、柔軟剤のにおいが気に入らない、明らかにメンドクサイお願いを断ったなど、些細な原因で村八分になってしまうことが多いようです。
良かれと思っての一言、便利になると思っての一言、冗談のつもりで言った一言。
それが引き金になり怒りをかってしまい、村八分なる方が多いようです。
やはり生まれや育ちで常識やルールは別ものなんでしょう。より便利で快適に過ごしたいという価値観もあれば、何もかわらない事が素晴らしいという価値観もあります。
村八分にされてしまったときの対処方法は?
村八分の対処方法をいろいろ調べてみましたが、一度村八分になってしまったらほぼほぼ対策はなく「逃げる」という選択肢が一番の対処法のようです。
もちろん、「許せない」という気持ちは痛いほどわかりますし、撮影・録音などの対策で戦うことも出来ないことはないです。
しかしその結果、苦労のわりに得るものが無かったり、逆に危険な目にあってしまったりという事が多いので、相手にしないことが一番ベターかと思います。
その土地にはその土地のルールがあります。「なかなか出来ない経験をした!」と気持ちを切り替えて、別の土地での新生活をオススメします。
まとめ
今回は、村八分は現在にもあるのか?についてまとめてみました。
この機会にいろいろと資料を読み漁ったり、過去の様々なニュースを読み漁ったのみたのですが、田舎で人の出入りの少ない場所では、現在も村八分はあるという口コミがちらほら見つかりました。
そして村八分は結局、人対人の問題ですので、これをしたら解決という単純なものではないようです。戦えばお互いにエスカレートし続け危険ですし、貴重な時間をそんなことで無駄にするのはバカバカしいので、さっさと逃げだしてしまうのが一番だと思います。